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# by qubok | 2016-07-04 23:26 | ギミック本

教育委員会の文化財説明板は間違っている

と、思ってました(が、早とちりな気がしてきました。続報を後程。記2016年2月19日)。

藤沢市役所そばにある江の島弁財天道標の説明板(注1)のことです。
e0129199_03525551.jpg
江の島弁財天道標とはこういうものです。
e0129199_03535579.jpg

弁財天を表す梵字の「ソ」、ゑ能し満道、二世安楽、一切衆生
の文字が刻んである。

この説明板によると市内には藤沢市指定文化財の道標が12基あって
場所も書いてある。
12ってところに今までモヤっとしてました。
記事によって10や11だったり14だったり15だったりするので
混乱してました。整理してみたいと思います。

私が調べた範囲では、正解は11基(注2)。12基という記述は間違っています。
根拠は、市史年表。オンラインでもコチラで検索できます。
江の島弁財天道標が文化財に指定されたのは
1966年1月17日ですが、その日の市史年表に

「遠藤盆おどりを市無形民俗文化財に、江の島弁財天道標11基、
....を市文化財に指定」

「11基」とはっきり記録されています。
道標が指定文化財になったのはこのときのみ。

12基のうちの湘南江の島駅そばの道標は
説明板にあるように刻まれている文字が明らかに他の
杉山検校のものとは違うので
これ以外の残り11基が市指定文化財の道標だと思われます。

そしてこの11基以外にも江の島弁財天道標が存在します。
そのせいで混乱しやすくなってると思うので整理してみます。

鎌倉に1基あります。鎌倉では指定文化財にする気はないようです。
鵠沼の民家の庭に1基あります。コチラに聞き書きとして謂れが。
遊行寺の元塔頭である真徳寺に1基あります。(一部欠損)

市指定以外の上記3基を合わせた場合、14基な訳ですね。

更に、2012年、東京世田谷で1基発見というニュースが出ました。
それを加えて合計15基。

今後も意外なところで発見されることがあるかもしれません。

蛇足として。
説明板の中で
「九基は三面に、一切衆生、ゑのしま道、二世安楽 ...と刻む。」
とありますが、では残り二基はどう違うかというと。
一基は説明にあるように「西行もどり松」と刻まれた面がある。
もう一基は法照寺にあるもので、一切衆生のはずのところが
二切衆生になってしまっている。心無い者のイタズラということです。

e0129199_04045369.jpg
                 真徳寺の上部のみの道標


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# by qubok | 2015-07-11 01:56 | その他

踊る猿(2)

 前記事の踊り三猿の庚申。
庚申塔に三匹の猿はよく刻まれるが
ほとんどが「見ざる、聞かざる、言わざる」形態。
でもこの常光寺・弁慶塚にある文政6年の三猿は
烏帽子を被り、ちゃんちゃんこを着、御幣や扇子、
拍子木を持って目出たそうな踊りを踊っている。

e0129199_00054970.jpg

とりわけ左端のこの猿の躍動感たるや
ヘッドバンギングしてそうなほどノリノリ。

e0129199_00063852.jpg
演目は三番叟というものらしい。

庚申塔に、踊っている猿の意匠は珍しいが
近隣では他にも坂ノ下御霊神社、雪ノ下の岩屋不動に
あるそうだ。又、それらの親分的な奴が江の島にある。
群猿奉賽像庚申塔(ぐんえんほうさいぞうこうしんとう)。

e0129199_00010749.jpg

江戸時代後期、文化文政頃の大きなもので
四面にびっしりと36匹のいろんなポーズの猿がいて
神楽を舞い、綱を渡る。
猿だらけの猿の猿による猿バロック。

 
三猿豆知識というと。
論語が元とされる「見ざる、聞かざる、言わざる」の
三猿には、裏メニュー的に4匹目の猿がいるときがあります。
股間をおさえた「せざる」。
意味はwikiあたりを見て下さい。


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# by qubok | 2014-01-29 04:08 | 石像

踊る猿(1)


6年ぶりに常光寺(藤沢市本町)、再訪。
敷地2千坪と広い。
境内から墓所の中を道なりにまっすぐ登って降りると
巨大樹の奥の斜面に弁慶塚がある。
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読めないがどうやらこの祠の中の庚申塔がそれらしい。
e0129199_22171083.jpg

初めて来たときはヤブ蚊の猛襲で
早々に退散したのだが、きょうはじっくりと観察。
草ぼうぼうで荒涼としていた印象も薄れ、
今は人の手が入って整頓されてる感がある。

リンゴほっぺの地神。花籠を持ってるらしい。

e0129199_22180312.jpg
 以前はまがってなかった、傾き庚申。
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以前は草に埋もれて気づかなかった、埋まり庚申。
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しかしきょうの目的は、踊る三猿庚申塔で、
ざっと見まわしたがなさそう。一度降りて
念のためにと、更に引き返して見渡したが
矢張りない。

 境内に戻ったり、途中の墓所を探索したりと
よそを探してみたがみつからない。
そのうち、広いのと方向音痴なせいもあって
迷ってしまった。時折カラスが私の不甲斐なさを
嗤うように、鳴きながら頭上を飛びまわる。
そのうち意図せず視界にまたも弁慶塚が。
誘われるようにして、もう一度弁慶塚へ登ってみて
あっと気づく。
斜面の奥で少々アクセスしずらいので、無意識に
眼中から外していたモノが探していた庚申塔だった。

e0129199_22225119.jpg
庚申サマのお導きか。嬉しい。

どんな猿踊りかは次へ。


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# by qubok | 2014-01-28 03:46 | 石像

柄沢神社

3年ぶりの投稿です。

久しぶりに柄沢神社(藤沢)に行ってみてびっくり。
村岡地区の区画整理の影響か、小さな鎮守の丘の上に
建っていたはずが、さっぱりと削られ
道路と同じ高さに整備されちゃってました。
平成二十二年に改装された模様。

以前行ったときは狛犬も無残な形相で、
片隅にまとめられ工事中な感じでした。
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e0129199_02433762.jpg
今は無事修復され、威風堂々とお社を守っています。
e0129199_02534172.jpg


石 工 名 :片瀬 秋元幸太郎
狛犬建立年月1918/04 大正時代
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小さなお社ですが、庚申塔はみどころがあります。
六手合掌青面金剛 月、日、三申
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足元のみざる、きかざる、いわざる のうち
左端の見猿が、いい塩梅に摩耗し溶けていて
段々不気味なモノに見えてきます。
e0129199_03172725.jpg
 次なる青面金剛は顔が壊滅してますが、大畠洋一先生名づけるところの
「片手サル」。猿が片手で目や口を隠してる姿や腕が放射状等
特徴的なことから、ある無名の石工さんの作。
この人の作品は横浜鎌倉藤沢にかけて、
年代を追って40体以上確認できるそう。
戸塚に、ここより状態の良いモノがあるそうなので見比べてみたい。
いっそ「片手サル」行脚なんていうのもいいかもしれません。
元禄十二(1699)己卯天十一月廿六日
e0129199_03484485.jpg

 
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e0129199_04032679.jpg

これは丸彫り不動明王。
足元左が制多迦童子(せいたかどうじ)、
右が矜羯羅童子(こんがらどうじ)という従者みたいです。

e0129199_04083859.jpg

こちらは八手弁天像。比較的新しいものなのかな?
美しいです。


e0129199_04120400.jpg

こちらは文政十三年(1830)、地神さま。
鉾(ほこ)を持ち、目の粗い笊(ざる)を抱えてる。


e0129199_04151938.jpg

そして、ここ柄沢神社で一番の推しメンはこのお方。
e0129199_04170810.jpg
六手合掌青面金剛 酉、邪鬼、三申
私の大好きな邪鬼を踏んでるの、ちょっと見えにくいかな。
顔は怖い。憤怒相でしょうか。猿っぽくも見える。
e0129199_04212892.jpg
横顔も凛々しいです。


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# by qubok | 2014-01-26 04:38 | 石像


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